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微生物の食事・・・生分解性

微生物の食事(ちょっと分解とぜんぶ分解)


よく生分解って耳にしますがどういう事をいうのでしょうか。
「汚れや石鹸、洗剤などが自然界で分解されること」ということは知ってますか?


くどく話すと
食物や洗剤など、水中の微生物に食べられて
水と二酸化炭素になることを「生分解」と言います。
生分解性◎%と書いてある場合、数字の大きい方が分解性が良いのです。


たとえば
ご家庭でご飯の後片付けのとき、排水口には食べかすや味噌汁の残り、洗剤が流れます。
下水道に流れたそれらは下水処理場にたどり着き、微生物に食べさせて分解します。
これが生分解です。
このとき洗剤の場合は、ちょっと分解(一次的生分解)とぜんぶ分解(究極的生分解)とに分けて考えます。
洗剤の界面活性剤が元の機能を失う程度に分解されることを、一次的生分解とよび
水と二酸化炭素にまで分解されることを究極的生分解とよびます。


また、微生物が食事するときには呼吸をします。このとき必要な酸素量を、生物化学的酸素要求量(BOD)といいます。
このBODの考え方は難しくて、「酸素量が少ない方が環境に良い」とする場合と「酸素量が多い方が分解性が高い」とする場合があります。


酸素量が多くても、微生物によって完食されたのであれば、それは環境に良いでしょうし
酸素量が少なくても、食べ残しがあったならば、何かしら微生物に異変があった(腹をこわした)
かも知れません。


微生物は、石けんや洗剤と同じように食べ物カスや油の分解にも酸素をたくさん必要とします。
食べ物を残さないようにしましょう。



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